介護の仕事のつらい部分

介護の仕事をやっていてつらいと感じてしまうケースは、よくあります。特につらいと感じられるのが、とにかく忙しくサービス残業が多いうえ、人を相手にしている職業ですので、休日出勤も多いと言うことが挙げられます。肉体的には休憩時間も少なく、会議などは仕事の時間外に行うことも多い、残業があっても残業代は出ない、職員の人数が少ない職場であれば休日出勤や下手をすれば24時間勤務するケースもある状態です。劣悪な施設ほど待遇は悪いものです。そのため、そのような施設を避けるには、仕事を探す段階から年間休日数が少なくないか、周辺の事業所に比べて給与が高すぎないかなど、充分にチェックしてから職場を選ぶことが重要です。

精神的につらいと感じるケースも多い職業です。介護をする相手は頭がしっかりしている人だけではなく、認知症の人を相手にすると言うケースもよくあります。認知症の場合、不安を感じる、感情のコントロールがうまくいかない、と言う理由から暴力や暴言につながることがつらいと言う人も多いです。利用者からの嫌がらせ、暴言や暴力だけではなく、利用者の家族にも気を使う仕事です。利用者やその家族からのクレームによってトラブルになることも、つらさにつながります。このような状態を改善するためには、人に相談すると言うことが重要です。上司に相談したり、それでも問題が改善されない場合には中のいい同僚と連携をして、問題に対処していくと言うことがポイントとなります。

介護職のプラス面ももちろんありますが、このようなマイナスな面も知ることで介護職の本質を知ることにつながるでしょう。